マネージャーを
育てることは、
ビジネスマンを
育てること。
武内 悠
営業部 統括マネージャー
2002年入社
1店舗の経営と、複数店舗の経営は、
世界が違う。
狙ったとおりの成果を出せる。それが一人前のエリアマネージャーの条件です。たとえばかつて、私が京都でエリアマネージャーをしていたときの話。そのエリアは郊外店よりも、繁華街にある4店舗のほうが、利益が低かった。この数字を逆転させるため、私は何度も現場に足を運び、徹底的に問題を分析。店長たちに改善を指示していきました。たとえば4店舗で状況を随時共有し、満席になったお店があれば、そこにスタッフを派遣。店頭に立たせ、並ばなくても入れる自店へとお客さまをご案内する。店舗ごとで営業時間帯をずらし、深夜帯は特定の店舗にお客さまが集中する状況をつくり、効率化を図る。「たとえ自店の数字が落ちても、4店舗全体で伸ばすことを考えろ」と店長たちに伝え、チームで戦う意識を植えつける。他にも大小さまざまな取り組みを実行し、1年で繁華街4店舗の利益を郊外店以上の数字にしました。こういう仕事は、エリアマネージャーになったばかりの社員にはできません。時間をかけビジネスというものを理解して、はじめて可能になります。その手助けをするのが、私のような統括マネージャーの役割です。
求められるのは、5年先を見通す力。
私の下には現在、9名のエリアマネージャーがいます。それぞれが受け持つエリアの課題と、解決のための打ち手を共有し、そのプロセスや数字の推移を日々チェック。必要に応じてアドバイスをします。同時に会社の5年後を見通し、逆算で計画を立て、アクションを現場に落とし込むことも重要なミッション。鳥貴族はこれから、関東圏の出店がますます加速します。九州など、まだ出店のないエリアへの展開も始まるでしょう。しかし2020年には世界的なスポーツイベントもあり、人財の確保はより困難になると予想されます。一方で私が管轄する関西圏は、お店を出し尽くした感があり、さほど動きはありません。だから私がいまやるべきことは、より少人数で店舗を運営できる体制をつくり、他のエリアへ人財を送り出せるようにすること。そのためにタッチパネル式オーダーシステムの試験導入、現場オペレーションの改善など、さまざまなプランを考え、実行しています。自分の肩に、会社の未来がかかっている。ビジネスマン冥利に尽きますね。
先輩に質問
入社の決め手は?
もともとアルバイトで働いていました。社員になったのは、社長をそばで見ていきたかったからです。一代で鳥貴族という会社を築いて、それからどうなるのか。どうやって後継者にバトンタッチしていくのか。すごく興味がありました。
鳥貴族のいいところは?
薄利多売なところです。これをやっていくには、自分に負荷をかけないといけないんですね。シンプルなんですけど、誰にでもできることじゃない。だからこそ、やりがいがあるのだと思います。カンタンにできる仕事って、おもしろくないですから。
休日の過ごし方は?
何をしてるんでしょうね……。本を読んだり、ネットを見たり、ゲームをしたり。ふつうのことしかしていませんね。あ、洗濯にはすごく時間かけます。種類ごとに細かく分けて洗わないと気がすまないタイプなので。