お店の一体感が
ちがう。
原口 明美
36歳
店長
2015年入社
前職は?
大手飲食チェーンで6年ほど勤務。お好み焼きや焼肉など、多彩な業態を展開する会社で、全国各地を転々としていました。仕事は楽しかったです。特に店長は、数字で結果がわかりやすく、やりがいを感じていました。会社を辞めたのは、もともと「30歳になったら一度リセットしよう」と決めていたから。半年ほどアルバイトしながら、今後の身の振り方を考えました。そして「やっぱり飲食の仕事がしたい」という気持ちが強くなり、会社を探しました。
転職先に鳥貴族を選んだ理由は?
「外食産業の社会的地位向上」を使命に掲げていたからです。実は私、新卒のとき「飲食だけはいや」と思って活動していました。選んだのは地元の食品会社。でも1年で辞めて、前職の大手飲食チェーンに転職したんです。そんな経緯があるから、「やってみたら面白いのに、それが理解されてない」とずっと思っていて。だから鳥貴族の考えに、すごく共感できました。さらに、そのための取り組みもきちんと具現化されている。「私もその力になれたら」と思いました。
入社してみて、抱いた感想は?
驚いたのは、店長を任せる早さです。以前の会社で、私は4年かけて店長になりました。でも鳥貴族は、たとえば新卒で入った人の大半が2年以内に店長になっている。早い人だと8ヶ月で、なんてケースもあります。このスピード感はすごいと思いましたね。また前職では、店長→副店長→主任→アルバイトと、組織がピラミッドなっていて、アルバイトとの距離が遠かった。鳥貴族は、みんなとコミュニケーションを取りやすい環境です。これは少し前の話ですが、台風が来た日、遠くの子を出勤停止にして、近くに住んでいる子たちに声をかけました。そうしたら、なんと全員来てくれたんです。むしろ人員過多になってしまったのですが、「出番来たら呼んでください」と言って、みんな控え室で待ってくれた。申し訳ないと思う一方で、うれしくもありました。アルバイトの子たちと距離が近いからこそ、こういったエピソードが生まれるんですね。
いま感じる、鳥貴族の魅力は?
ウソがない会社だと思います。組織としてきちんと環境を整えていて、残業はほとんどないですし、休日は100%休めている。おかげで趣味のドライブを満喫したり、だらだらとお酒を飲んだり、飲食店巡りをしたり、簿記の勉強をしたりと、私生活を充実させることができています。そもそも肉体的に、無理がきくのは、20代までだとも感じますし。
鳥貴族の課題だと思うところは?
前職の会社に比べ、階層別の教育が整備しきれていない気がします。たとえば新しく部下が異動してくるとき、その子がいまどういう段階で、どこに注力して教えればいいか、もっと明確化されると店長としてはやりやすいなと。裏を返せば、自分の力でまだまだ変えていく余地のある会社とも言えます。
今後の目標は?
まずは店長を育成できる店長になっていきたいです。自分が教えることで、「店長って楽しい!」と思ってくれる人をふやしていけたらいいですね。長期的な目標で言うと、定年をすぎたら、自分のお店を持ちたいです。結局、ずっと店長をやっていたいんですね。